参拝の後はやっぱり赤福


無事外宮、内宮の参拝も終え、
お伊勢詣りの醍醐味のひとつでもある
おはらい町・おかげ横丁巡りへ。


内宮にいる人よりも多いんじゃないか?
というくらいの賑わいを見せていて、
おかげ横丁なんかはすれ違うのも大変なくらい。
それにしてもいろいろなお店があって楽しいです。
これは毎年来ても飽きないな。


しかししかし!
やっぱり、忘れちゃいけない伊勢の名物と言えば


赤福!しかも本店!

お土産を買う人は行列でした。


まずはできたてをいただきまーす

何年振りでしょう?この味。
もっちもちで美味しい!
できたては違いますね〜。


それともうひとつ、今回初めて食べたのですが、
伊勢うどん」も伊勢の名物。


伊勢うどん

たまり醤油と、いろいろな魚介系のダシを入れたような
黒くて濃いいタレをつけて食べます。
麺はかなり柔らかくて、(なんと1時間も茹でるとか)
コシはないのですが、これが美味しい!!
結構ハマりました。


やっぱり、食を楽しむのも旅の楽しさ。
江戸の頃から、そうやって日本中からお伊勢詣りに人が集まってきたのでしょうね。

赤福 本店
三重県伊勢市宇治中之切町26

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お伊勢詣りでパワーをいただく


昨年、高千穂出雲へ行ったのをきっかけに
「せっかくなので神道や日本神話について勉強してみよう」と、
古事記日本書紀に関する本をいろいろと読んでみましたが、
そうなるとやっぱり行きたくなるのは伊勢神宮


伊勢に行ったのは遠い昔。
赤福以外は記憶にないのが正直なところでした。


最近は少し、嫌〜なコトも続いていたので、
ここはパワーをいただいて、身も心もリフレッシュしてこよう!
ということで行ってきました、伊勢神宮


伊勢神宮」、実は正式な名称は「神宮」。
天照大神が祀られている皇大神宮(こうたいじんぐう、 内宮=ないくう)と、
豊受大御神が祀られている豊受大神宮(とようけだいじんぐう、 外宮=げくう)、
そして別宮など125社神社の総称が、いわゆる「伊勢神宮」なんですね。
今まで「内宮=伊勢神宮」だと思っていました。


一般的にはまず「外宮」に参拝し、その後「内宮」を参拝するのが
正しいお伊勢詣りとのこと。


というわけで、まずは外宮詣りです。

手水舎からして圧倒的な大きさ!


大きく一礼し、第一鳥居をくぐります。

思ったより人も少ない?皆内宮に行ってるから?


外宮に祀られている豊受大御神(とようけおおかみ)は衣食住をはじめ、
あらゆる産業の守り神です。
天照大神(あまてらすおおみかみ)のお食事を司る神様なんですね。
ですのでこちらでは朝夕2度、神饌(みけ)をお供えするお祭りが執り行われています。
1500年もの昔から、1年365日、雨の日も風の日も欠かさずに、です。


参道を少し歩くと見えてくるのは「御正殿」

これは今までの神社では味わったことの無い雰囲気。
なんとも言えない、神聖な空気を感じます。


この鳥居より中は神域ですのでもちろん撮影は厳禁。
ここから一枚だけ撮影させていただきます。


社殿は“唯一神明造”と呼ばれる日本最古の建築様式で、
ここ外宮と内宮でのみ採用されており、
もちろん京都では見ることはできません。
参拝した後も、しばらくは荘厳な社殿に見入ってしまいました。


外宮内には、“別宮”と呼ばれる社が4箇所あります

こちらはそのうちのひとつ、「土宮」。
大土乃御祖神(おおつちのみおやのかみ)が祀られています。
“別宮”は内宮にも10箇所あり、合計14の別宮があることになります。


別宮を合わせると、外宮の参拝だけでも小一時間。
やっぱり深い、お伊勢詣り!
いよいよ、内宮へ向かいます。


車での移動だったのですが、内宮に近づくにつれて渋滞が。
やっぱり、皆さん外宮にはたちよらず、内宮に行かれている方が多いんですね。
無事駐車場に車を停めて、まずは五十鈴川にかかる「宇治橋」を渡ります。


宇治橋の鳥居

この橋は俗界と聖界との掛け橋といわれ、渡るとそこはまさに神域。
頭の中の邪念は全て捨て去りたくなりますね。
ここからはどんな美人とすれ違っても、振り返らない、振り返らない。


参道を歩き、天照大神が鎮座される「御正宮」へ向かうのですが、
それまでにもいろいろなスポットが。


五十鈴川の清流で手を清めたり


巨木たちの間から降り注ぐ木漏れ日に癒されたり


嫌〜なことなど全て忘れ、テンションも上がってきますね。
自然と皆が笑顔になっていく、そんな場所です。


そして、到着!「御正宮」

さすがに、こちらはすごい人。
石段から並んで、参拝できるまで30分程度は並びました。


ちなみに、天照大神はは日本の神の中で最も尊い神様で、
太陽神であり、高天原(たかまがはら)の主宰神です。
素戔男尊の粗暴な行為に対して天の岩屋戸へ隠れられ、
世を真っ暗闇にしてしまったのも、
高千穂へ瓊瓊杵尊天孫降臨させたのも、この天照大神です。


そんな天照大神への参拝。
心なしか皆さん願い事が多い様子?
ちなみに、お願いをする際には、
住所と名前をしっかりお伝えすべきなのだそうです。


参拝後は御正宮の横を通って「荒祭宮」へ

伊勢神宮に行くと気づくのですが、
大きな社殿の横には必ず空き地があります。
これは「式年遷宮」と呼ばれる、
“神様のお引越し”のようなお祭があるためです。


伊勢神宮では20年に一度行われており、
次の遷宮は平成25年。
その際には、内宮の御正宮も、外宮の御正殿も皆
となりにある“新御敷地”と呼ばれる敷地に、
新たな社殿が建てられ、御神体が遷されることになります。


第1回の式年遷宮が内宮で行われたのは、
持統天皇4年(690)といいます。
なんと1300年にわたって続けられ、
平成25年の式年遷宮は第62回目になるのです。


これって日本の大いなる文化ですよね。
比叡山の「不滅の法灯」を見たときも感じましたが、
脈々と受け継がれる、この永続性って、すごいです。



ここ数年、伊勢神宮の参拝者は増加を続けていると聞きます。
「パワースポット巡り」ブームもあるようですが、
私を含め、日本人が、日本の文化のルーツへの関心を高めていることも
影響しているのでしょうね。


まだまだ「神道」「仏教」をはじめ、武家の城文化や
町衆の文化などなど、いろんなところへ行き、
日本のことを学んでいきたいと改めて思いました。


      • -

すっかり心が綺麗になった私。
この気持ちを日々持ち続けなきゃ!
と神宮のお札と神棚を手に入れました。
実家にいた頃は当たり前のように神棚にお詣りしていましたが、
改めて6年ぶりに神棚のある生活を始めるとします。

豊受大神宮(外宮)
三重県伊勢市豊川町

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皇大神宮(内宮)
三重県伊勢市五十鈴川

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現存天守を歩く〜丸岡城〜


本当に、ダイアリーを全然書かなくなってしまっています・・
twitter中心になると、こうなってしまうのでしょうか。
反省ですね。
はてなココではこまめに発信しているのですが 笑


さて、本日は福井までカニを食べに行こう!
ということで朝一番に出発。
お昼はお腹一杯カニをいただきました。
やっぱりこの季節、欠かせませんねぇ。


しかし、せっかくの福井。
カニを食べて帰るだけでは能がありません。
もちろん、立ち寄るのは北陸唯一の現存天守丸岡城です。


重要文化財丸岡城天守

雪の季節に来られてよかったです。
やっぱり、雪景色が似合う。


天正4年(1576年)、柴田勝家の甥・勝豊によって築城されたと言われており、
現存天守の中でも最古のものとされています。
独立式望楼型ニ層三階の天守は大きくは無いものの、
関ヶ原以前の城郭建築で、とても趣があります。


二階部分からみる屋根瓦

この石の瓦は、寒冷地であるこの地では通常の瓦だと割れてしまうからだとか。
石瓦は丸岡城の大きな特徴ですね。


ちなみに、以前は天守の上にいる「鯱」も石製だったそうです。


昭和15年〜23年までの鯱

屋根瓦と同じ石ですね。


なぜ昭和23年にこの鯱が今のものと変わっているかと言うと・・・
この年におこった福井大震災で、一度倒壊してしまっているからなのです。


天守も倒壊

天守内の写真より


一度は倒壊してしまったものの、
昭和30年(1955年)に同じ部材を組みなおして修復再建されたのです。
ですので、内部はまったくの昔のまま。
階段の急さにも驚きましたが! 笑


倒壊した天守を諦めずに修復し、貴重な文化財を残していただいた
地元の皆様に感謝ですね。


と言うわけで、最上階までのぼり、
改めて“天守の風”を感じます。


天守から市内を望む

さすがに風は冷たい!!
今までに味わったことの無い寒い風でしたが、
やっぱり心地いい。
この瞬間が、好きなんですよね^^


ちなみに、丸岡城の別名は“霞ヶ城”。
名の由来は合戦時に大蛇が現れて霞を吹き、
城を隠したという伝説によるそうです。
なんだか、素敵。


もう一枚。反対側からの天守を。

丸岡城
福井県坂井市丸岡町霞町1丁目59
0776-66-0303


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と記すだけで応募完了!
便利な仕組みですね。


それにしても久々のブログになりました。
今年もマイペースで書いていこうと思います。
今のPCも古くなってきたので、MacBook Air当たるといいなぁ

秋の京都の紅葉巡り


今日は久々に実家近辺のスポットをぶらぶらと巡ってきました。


定番中の定番ですが、哲学の道をお散歩。
人も多いですが、外せませんね。


疎水に映る紅葉も美しいです。


そして、絶対に行きたくなるのが法然院なんですよね。
季節ごとに美しさが変わりますが、
やっぱり秋は素敵。


白砂檀と山門と、紅葉

色づきはまだもう少し深まりそうですが、
これはこれでいい感じ。
人もそこまで多くないのが嬉しいですね。


そして、そのまま黒谷さんへ向かいました。
今年は、「そうだ、京都、行こう。」で紹介されたこともあり、
過去最高の人出なんじゃないでしょうか?
「黒谷さんにこんなに人が!!」と驚きました。


山門と紅葉

でも、やっぱり綺麗ですね。
有料の特別拝観はかなり人が多そうでしたので敢えて入らず。
無料で楽しめる京都が私のテーマですので。


そして、そのまま真如堂へ。
こちらも年々人気が高まってきています。
紅葉も見事ですもんね。


三重塔と紅葉

画になりますね。
本当に、美しかったです、真如堂


どこも今週末くらいまでは見ごろが続きそう。
秋の京都、満喫したいですね!


金戒光明寺
京都市左京区黒谷町121

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三井寺の国宝・光浄院客殿特別公開


どうもブログを書く頻度がかなり落ちてしまってます・・
いけませんね。ネタがないワケじゃないのに。


今日は一年ぶりの三井寺へ。
この二日間に限り、普段は中に入ることのできない
三井寺の国宝建築物のひとつ、光浄院客殿が
特別公開されているとのことで行ってきました。


国宝・光浄院客殿


光浄院は、三井寺山内塔頭のひとつですが、
山内で最も格式が高いそうです。


客殿は慶長6年(1601)の建立で、桃山時代の粋を集めたものです。
いわゆる書院造で、奥の間には違い棚や帳台構を設けてあります。
写真をご覧の通り、唐破風の存在から、寝殿造の要素も残されていて、
書院造が主流になるその過渡期に作られたことがわかります。


内部には狩野派の絵師、狩野山楽による障壁画があり、
こちらは美術品として重要文化財に指定されています。
襖絵もたくさんありましたが、
だいぶ剥げてしまっていて、残念でした・・・

客殿の南側には庭園もあり、見ごたえのある国宝建築物でした。
本当はもうひとつの国宝、勧学院客殿も観たかったですが、
この公開は先週に終わってしまいました・・・


三井寺と言えば、ちょうど一年前に茅葺きをしていた釈迦堂ですが
見事に完成していました!


重要文化財 釈迦堂


名建築揃いですね、三井寺
おっと、もちろんこちらも忘れてはいけません。


国宝 金堂

金堂の中の静かな空気が大好きです。
紅葉には少し早かったですが、私の大好きな三井寺
またきます!



■光浄院

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島根旅行(4) 世界遺産・石見銀山を歩く その2


銀山の間歩エリアを後にし、
そのままゆっくりと歩きながら目指したのは「大森地区」。
重要伝統的建造物群保存地区にも指定されているこのエリアは、
石見銀山領150余村を支配した代官所の所在地として
銀山領内の政治経済の中心だったそうです。


街並み全部が世界遺産に登録されています。

鉱山町の面影を残す街並みとして、
美しく整備されています。


自動販売機も!

こういうこだわりは重要ですね。


この大森地区への入り口近くにある「cafe住留」でランチをいただきました。

外観も街並みに溶け込んでいますね。
・cafe住留
http://r.tabelog.com/shimane/A3203/A320302/32000324/


牛すじトロトロハヤシ

名物らしいですが、これが絶品!
めっちゃ美味しくて、歩き疲れた身体も元気になりました!
かなりの人気店で、私たちが入った後は行列が。
早め、早めのランチは重要ですね^^


さて、腹ごしらえも終わって、
大森の街並み散策を再開。
武家と町家が混在した、とても趣のあるエリアです。


こういう場所に来ると、
「知〜らないま〜ちを、歩いて〜み〜た〜い〜♪」と
『遠くへ行きたい』のテーマを歌いたくなってきます 笑


街の至る所に、当時を感じさせてくれる遺構があり、
見所も多いんです。


武家屋敷・旧河島家

1800年代初頭に建てられた代官所地役人の武家屋敷。
公開もされています。


熊谷家住宅の外観(重要文化財

こちらは有力な商家建築。
現在の建物は、1800年の大火後の再建だそうです。
当時の有力商人の身分や生活がよくわかる、貴重な文化財ですね。


石見銀山資料館(大森代官所跡)

こちらも世界遺産に指定されている建築物。
幕府直轄地だった石見銀山統治のための代官所の跡ですね。
写真の長屋門は1815年(文化12)に建てられたそうです。


この大森エリアは銀山エリアとはまた違った楽しみ方ができますね。
古い街並み巡りが大好きな私にとっては見逃せない場所でした。


出雲大社〜松江〜玉造〜石見と巡った島根の旅。
本当に楽しかったです!
まだまだ、行ってみたいスポットがあったので、
1泊2日じゃ足りなかったというのが本音ですが・・・
ぜひまた、島根を巡りにいってみたいと思います!


石見銀山資料館
〒694-0305
島根県大田市大森町ハ−51−1
0854-89-0846

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