The oscar goes to...2


さて、昨日お伝えしていた「私的オスカー受賞作品ベスト3」
2位と1位を発表します。


2位
カサブランカ』1943年 第16回


ハンフリー・ボガートイングリッド・バーグマン主演の
第二次世界大戦下のカサブランカを舞台にした映画です。
この映画には“名シーン”“名ゼリフ(名訳?)”が多いですね。


私はこの場面が一番好きです。



Casablanca - La Marseillaise Song


カサブランカにあるナイトクラブで軍歌を歌うドイツ軍人。
レジスタンスの指導者・ラズロはそれに対抗し、
フランス国歌「ラ・マルセイエーズ」を演奏させる。


黙って軍歌を聞いていた人々は皆立ち上がり、喜び、
ラ・マルセイエーズ」を歌いだす。
というシーンです。


ここだけみてもわかりませんよね。。。
ぜひ見てみてください!
ラストシーンも、グっときますよ。


ちなみにこの映画で有名な「君の瞳に乾杯。」とう台詞。
これは英語では"Here's looking at you, kid"
と言ってるんです。
それを「君の瞳に乾杯」とは・・・翻訳家ってすごいですね。



1位
『スティング』1973年 第46回


ポール・ニューマンロバート・レッドフォード主演。
この二人と言えば『明日に向かって撃て!』もいい映画ですよね。


仲間の命を奪われた詐欺師がマフィアのボスに復讐をするまでを描いた・・・
というとなんだか恐ろしいマフィア映画みたいですが、
『スティング』はそんなものではありません。


この映画の主役は決して殺し屋なんかではなく、詐欺師。
詐欺のテクニックあの手この手でマフィアのボスを
スッカラカンにするのです。


今でもCMなどでよく使用されている名曲、"The entertainer"
に合わせて描かれた、いろんな得意ワザを持つ詐欺師達の活躍が面白い!
さらには最後までどうなるかわからないドンデン返しの連続。


見終わった後は拍手をしたくなる、とっても気持ちいい名作です。
オスカーの衣装デザイン賞を受賞しているだけあり、
その衣装もとっても素敵です。


The Sting Clip


ポール・ニューマンが格好良すぎなのです。


さぁ、本番まであと少し、
菊池凛子ガンバレー!


※受賞者の発表の時、"and the oscar goes to..."
 というフレーズが定番になりましたが、
 少し前までは"and the winner is..."でした。
 これはノミニーは皆winnerだから、
 受賞を逃した人は決してloserではないというコトらしいです。