私の好きな映画のワンシーン『カサブランカ』

この季節になると、歴代オスカー受賞作品がよく放映されますね。
今年は「おくりびと」のノミネートもあって、
またアカデミー賞が盛り上がりそうです。


必ずしも「オスカー受賞作品=名作」とは言えないのかもしれませんが、
一度は観ておいて損はない作品が多いのは間違いありません。
そして、そんな映画には必ず心に残る名台詞、
名シーンがあるものです。


ベタベタかもしれませんが、私が「好きなシーン」で思い浮かべるのが
第16回の作品賞受賞作品『カサブランカ』(1943年)。


ハンフリー・ボガートイングリッド・バーグマン主演の
第二次世界大戦下のカサブランカを舞台にした映画です。


私はこの場面が一番好きです。


Casablanca - French National Anthem


カサブランカにあるナイトクラブで軍歌を歌うドイツ軍人。
レジスタンスの指導者・ラズロはそれに対抗し、
フランス国歌「ラ・マルセイエーズ」を演奏させる。


黙って軍歌を聞いていた人々は皆立ち上がり、喜び、
ラ・マルセイエーズ」を歌いだす。
というシーンです。
鳥肌立ちました。



ちなみにこの映画、「名台詞」も多いです。
ルノー署長が「ヴィシー水」を放り投げるラストシーン、そこでリックが言う
「ルイス、これが俺たちの美しい友情の始まりだな」
"Louis, I think this is the beginning of a beautiful friendship"
という台詞。
“イルザとくっついて欲しかった・・・”とちょっと落胆する気持ちが
この台詞によってスカッと晴れました。


そして忘れてはならないのがかの有名な「君の瞳に乾杯。」
これは"Here's looking at you, kid"と言ってるんですね。
それを「君の瞳に乾杯」とは・・・
翻訳家ってすごいですね。


好きな映画の、一番大好きなシーン。きっとありますよね。
それにしても今はYouTubeですぐに観られてしまうから、便利です^^