現存天守を歩く〜姫路城〜


少し前になりますが、
なかなかアップできていなかった、姫路城です。


この秋からの“平成の大修理”が始まると、
約5年間、天守の外観を拝むことができません。。。
というワケで修理が始まる前の姫路城に行ってきました〜。


国宝・姫路城天守

菱の門をくぐったあたりからの眺めです。
まさに“白鷺城”。
壮大な美しさですね。
世界のどのお城にも負けないでしょう。


重要文化財「いの門」

ここをくぐると二の丸です。
姫路城はいろは順に名付けられた門によって
細かく区切られているんですね。


重要文化財「はの門」へ向う道

お侍さんが出てきそうな雰囲気です。
この感じは他のお城にはありませんでしたね。


重要文化財「にの門」の内部

他の門と違い、少し長い門の内部はカーブしています。


実際には、戦の舞台にはならななかった姫路城ですが、
いざという時のための備えは完璧です。
そんな仕掛けを観るのも、お城めぐりの楽しみですね。


石落とし

城壁を登ってくる者がいれば、
上から石が落とされます。
こりゃ気づかずに登ったらえらいことになりますね。


丸・三角・長方形の穴が開いている壁は
お城の至るところで目にしますが、
これは狭間(さま)という射撃用の穴だそうです。

長方形のものが「矢狭間」で、その他は「鉄砲狭間」と呼ばれていました。


なるほどなぁ。
と感心しながら巡っていると、
家紋の入った瓦が何枚も並べられていました。

池田氏、本多氏、酒井氏・・・と、
城主が変わるたびに瓦も付け替えられたのでしょう。
家紋フェチの私はしばし、この瓦に見とれてしまいました。


そして見とれると言えばやっぱり石垣。

丸亀城の石垣も素晴らしかったですが、
やはり姫路城の“扇の勾配”も見事!
ちなみにこの勾配も敵がよじ登るのを防いでいるそうです。


う〜ん、見るものすべてに感動ですね。
一日じゃ足りないわ。。


さて、いよいよ大天守は目の前です。

お城の造りに感動するのはもちろんですが、
やっぱり私が一番好きなのはここですね。


姫路城大天守から姫路市街を望む。

この眺め。
そして吹き込む爽やかな風。
至福のひと時ですね。
お城巡りはやめられません。


先にお伝えしましたが、
秋から大修理が始まると、
こんな風に大天守は完全に覆われてしまうようです。
修理が完成した姫路城も楽しみですが、
その前に、観にいけてよかった!
5年後にも、また行ってみようと思います。

■姫路城

姫路市本町68番地
入場料:大人: 600円、満5歳〜中学生: 200円
開城時間:9時〜16時(閉門は17時)


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