雪の円通寺をひとりじめ

今朝、カーテンを開けると外はまっ白!
さすがに昨晩寒かったので、
もしかしたら?と思っていましたが、
土曜日に雪が積もってくれました。


そしてさっそく車に乗り込み、
一度行ってみたかった「雪の円通寺」へ。


“雪も降ってるし、今日は人が多いやろうな〜”
と覚悟をしていきましたが、駐車場には全然車がありません。
(というか、駐車場がめちゃめちゃ広く、綺麗になっていました。)


“意外と、皆こんな寒いところまで来ないのかな?”
と思いつつ庭園へ向かうと・・・
誰もいない!貸し切り状態です。
なんとラッキーなことか!


・・・と思ったのですが、ちょうど吹雪になってしまい
庭園からは比叡山の借景は見えず。


円通寺庭園

庭園には雪が残っています。


む〜ん、例の「解説テープ」からも
“常に叡山が見えるわけではございません。”
との説明が。
そりゃそうですね。


よく考えると、雪の積もった庭園をひとりじめで
見られるだけでもかなり贅沢。


目を閉じると、吹雪で目の前の木々が擦れる音が。
そして頬には風に乗って屋内に入り込む雪があたります。
座っているだけで、味わったことの無い、
不思議な冬を全身で感じることが出来ました。


そんな感じで、ぼ〜っと10分ほど座りながら
庭園を眺めていると・・・


雪がやみ、
風がとまり、
遠くに比叡山が現れました。


おお〜〜!
やっぱり美しいですね、この借景。
想像していた比叡山は真っ白の雪山でしたが、
思った以上に雪は積もっていませんでした^^;


それはそれで、庭園とのコントラストが美しいです。
また、しばらくお庭をひとりで堪能。


いろんな位置から比叡山を観てみると、
またちがった表情をみせるんですよね。


さすがは後水尾天皇自らこの場所を選ばれただけあります。
毎日でも来たい、そんなお寺です。



円通寺
左京区岩倉幡枝町389

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