九州旅行〜天孫降臨の地 高千穂で癒される


せっかくの宮崎。
このまま帰るのはもったいない!
と、次の日からはレンタカーを借りて
高千穂〜黒川温泉〜熊本というルートを進みます。


高千穂と言えば『古事記』や『日本書紀』で、
天照大神アマテラスオオミカミ)の孫である瓊瓊杵尊ニニギノミコト)が
葦原中国(あしはらのなかつくに)を治めるために降臨する日本神話、
つまり“天孫降臨”の地として描かれた場所として有名ですね。


訪問前に記紀に関する本を読み、
頭の中では既に神話モードでしたので、
かなりテンションがあがりました^^


まず、訪ねたのは天岩戸神社(あまのいわとじんじゃ)。
天照大神の岩戸隠れの伝説で有名なあの天岩戸を伝える神社です。


楽殿前では宮司さんがまさに「岩戸隠れ伝説」を解説中

太陽の神であるアマテラスが天岩戸に隠れてしまって
世界が真っ暗な闇に包まれてしまう。
そこで、なんとかアマテラスに外に出てきてもらおうと、
八百万の神が集まって知恵を絞る〜という神話ですね。


そして、この神社の奥には、その「神々の会議」が開かれたという
天安河原(アメノヤスガワラ)があり、10分ほど歩けばたどり着けました。


天安河原のお社。

深く削れた岩の奥にあるお社には八百万の神が祀られています。
そして、周りには積み石がたくさん置かれていて
パワースポット感満点です。


反対側から、川を望みます。

不思議な空気です。
京都の神社とはまた違う感じ。


う〜ん、さすが天孫降臨の地。
神話に基づくいろんなスポットがあるものだと感心し、
次に向かうは高千穂神社


こちらは瓊瓊杵尊らが祭神とされている神社で、
夜の神楽が有名ですね。


神社に向かうと出迎えてくれるのは一対の狛犬


源頼朝奉納と伝わる鋳鉄製の狛犬は国の重要文化財です。


そして、石段をあがると本殿が。

相当な樹齢であろう大きな杉もたくさん。
根元がつながった『夫婦杉』にもお参り。
夫婦仲良くいれますように、と。


本当なら夜神楽を見たいところですが、今回はお預け、、
そして、メインディッシュの高千穂峡へ向かいます。


高千穂峡は、約12万年前と約9万年前の二回の阿蘇火山活動の際、
噴出した溶岩流が五ヶ瀬川に沿って帯状に流れ出して
急激に冷却されてできた侵食谷。


そこに足を踏み入れると、そこはまさに“神の造りし光景”

“仙人の屏風岩”と“鬼八の力石”。


そして「真名井の滝」を望みます。

いつかは見てみたいと思っていたこの光景。
やっとめぐり合えました。
いや〜〜、これは生で見られて良かった。
本当に絶景です!


そして何よりも神秘的というべきか、神々しいというべきか。
天孫降臨の地の名に相応しい魅力がありました。
滞在時間はさほど長くは無かったのですが、
何か心の充電が出来た気がする、とても素敵な時間でした。



高千穂峡
http://www.takachiho-kanko.jp/

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