〜100名城を歩く〜[城]真夏の福岡城を散策


先週、学生時代のバイト仲間の結婚式に参加するため
福岡まで行ってきました。
数十年ぶりの福岡。行ってみたいところはたくさんありましたが、
限られた時間で選んだのは・・・やっぱりお城!


ということで、行ってきました福岡城跡。

福岡城関ヶ原の戦いの功績が認められた
黒田孝高・長政親子に筑前が与えられ、
慶長6年(1601)に現在の地に築城されました。


お堀から見えるのは下之橋御門と伝潮見櫓

門は平成12年に不審火で焼失したものが平成20年に復元されました。
立派な大手門です。


伝潮見櫓

福岡城内に47基も築かれていた櫓のひとつで、
玄界灘博多湾の形勢を眺め、
海上からの防御のために築かれたものなのだそうです。
一時は黒田氏別邸に移築されてましたが、
昭和31年に今の地に移されたとのことです。


それだけたくさんあった櫓も残っているものはわずかです。
そのひとつと伝えられているのが、


祈念櫓

本丸の北東隅・鬼門の位置建てられた櫓で、
大正7年(1918)には黒田家菩提寺の末寺である
北九州市の大正寺の境内に観音堂として移築されていたそうですが、
昭和58年から翌年にかけてこの地に再度移築されたそうです。


この福岡城も石垣の見ごたえがありました。
朝7時から3時間もかけてうろうろしてしまいましたよ^^;


天守台に向かいます。


その前に、鉄御門跡

ここに大きな門があったワケです。


埋門跡

これらの門を超えないと、天守にはたどり着けない。
かなりの規模のお城であったことが分かります。


しかし実は福岡城には天守が建てられたという明確な事実は
まだ確認されていないそうです。
しかし、天守台は残ります。


天守台跡

もし、ここに天守が建っていたとなると、
熊本城と同じくらいの規模になるそうです。


天守台に立ち、福岡の街を眺めます。

いい眺め。
それにしても福岡の地元の皆さん、
あまりお城に興味は無いらしくほとんどの人が
「城跡には行ったことなかとよー」とのことでした。


そして、福岡城のメインディシュ。
いざ、現存の櫓で国の重要文化財・多聞櫓まで!
と思いましたが、なんと多聞櫓公園は開門が9時!
少し早かった・・・
ので、まずは外観から。


福岡城多聞櫓 北隅櫓

こちらは復元櫓です。

そして南側櫓

石落としが見えますね。
現存のものは嘉永6年(1853)に再建されたものです。


と、外観を満喫している間に9時に!
ということで内側から多聞櫓を拝見〜。


重要文化財・多聞櫓


少し近づいてみると・・・

なんと、随分壁が崩れ落ちています。。。
貴重な文化財、修復するなりしていただきたいものですね。
本来なら貴重な観光資源。
地元の方もあまり身近に感じていないようですし、
とてももったいないですよ!!
なんて感じてしまうこともありましたが、
見ごたえ十分の福岡城
ぐるりと3時間満喫したらお腹も減ったので、
博多ラーメンをいただきました^^


福岡城
福岡県福岡市中央区城内‎
092-711-4666‎


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