島根旅行(2) 現存天守を歩く〜松江城〜


出雲大社を後にして、次に向かったのは松江城
なかなか行くことのできなかった現存12天守のひとつです。


まずはお堀周辺をうろうろ散策。
お堀の上に見えるのは平成13年に復元された南櫓です。

その他、中櫓と太鼓櫓が木造で復元されています。
石垣の上に櫓があるとやっぱり迫力が違いますね。


お堀をぐるりと回りながら北惣門橋を渡り、
脇虎口ノ門跡から登城します。


立派な石垣が続きます。


石垣を見ているだけで飽きませんね。

どのお城に行っても、やっぱり大きな見所です。
見る角度によってもその表情を変えますよね。


ちなみにこの松江城、慶長16(1611)年に、出雲の領主・堀尾吉晴
5年の歳月をかけて完成させました。
堀尾氏〜京極氏の後、寛永15(1638)年に松平直政が藩主となり、
明治になるまでこの松平家が松江を治めることになります。


さて、北ノ門跡から入るとさっそく天守が見えてきます。
まずは西側から

牛蒡積みの石垣の上に、大きく羽ばたく鳥のような破風を持つ天守
別名“千鳥城”と呼ばれる所以ですね。


そして正面からの松江城天守重要文化財

複合式 5重6階望楼型の天守です。
いろいろな天守を見ましたが、
これだけどっしりと、風格を兼ね備えた天守は初めてです。
入母屋破風に見とれてしまいますね。


天守内は現存・木造だからこその雰囲気。
6階あるだけに見所も豊富です。


石落としを発見。


ちなみに外から見るとこんな感じ

狭間などもそうですが、こういう仕掛けにわくわくしますね。


それにしても、お城の中の展示には必ずと言ってもいいほど
「日本の名城」と、いろんなお城の写真が掲載されていますよね。
あれを見ると「次はあの城だ!」と意気込んでしまいます 笑


そして、いよいよ最上階!
残念ながら、松江城は望楼型であり、
窓は全部閉じられていたので、“天守の風”を感じることはできませんでした。。


が、眺めは最高!

宍道湖が望めますね。
夕刻になるとより美しいんでしょうね〜。


遠く山陰まで足を運んでよかった!
幸せな瞬間です。


ちなみにお城だけではなく城下町をぶらぶらとするのも
楽しみのひとつ。
今回は武家屋敷などが建ち並ぶ美観地区・塩見縄手を散策。


立派な長屋門がある武家屋敷

建物は江戸期のままであり、
当時の中級武士の生活が感じられる造りです。


さらにその裏手の小高い丘の上にある「明々庵」へ。


茶人としても知られる松江藩7代当主・松平不昧(松平治郷)
ゆかりの茶室がある庵です。


少し歩きつかれた身体にお抹茶と和菓子が嬉しいです

丁寧に手入れされた庭を眺めながらいただきました。


そして、ここからは松江城も望めます。

う〜ん、少し離れて見るお城も素敵ですね。
それにしても、常にお城に見守られている城下町、うらやましいです!


松江、いい街でした!!


松江城
http://www.matsue-tourism.or.jp/m_castle/
島根県松江市殿町1−5
0852-21-4030

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